平成24年4月26日に「第11回優秀教育者表彰式」が行われ、
椋木先生が社会環境工学科の優秀教育者として表彰されました。



わかることとできることは違い、教育目標は、できるようになること。



平成23年度第11回工学部優秀教育者賞(ティーチングアワード)を地盤環境学で受賞させていただきました。
これで、ティーチングアワード自体4年連続、また地盤環境学としては、3年連続の受賞となります。
この場を借りて、地盤環境学を受講してくれた学生諸君に御礼申し上げます。ありがとうございました。
実は椋木には、目標があり、23年度は、地盤環境学ではなく土の力学で受賞したいと狙っていました。
23年度より必修科目である土の力学を担当するようになり、もし、これで受賞できれば、
実験科目、選択必修科目、そして必修科目受賞の三冠を達成することができるからです。

実験科目であろうと、座学であろうと、何も変わることはなく、
ただし、必修科目は100名近くの受講者がいますので、
多くの学生の支持を得るのは、チャレンジであり、容易なことではありませんでした。
しかし、結果は、

必修科目1位 流体の力学(山田先生) 2位 土の力学
選択必修1位 地盤環境学

ということで、土の力学もそれなりに支持を得ていたことが分かりました。

山田先生と椋木の決定的な違いはなんであったか?
それは、山田先生は、学生にできることを感じさせてあげることができ、
椋木には、わかることまでしか感じさせることができなかった点です。

つまり、わかることとできることは違い、教育目標は、できるようになることですから、
その満足度を多く得たのが、流体の力学であったと思います。
山田先生は、正規の授業時間以外でも演習時間を設け、学生と向き合われました。
椋木は、WEBCTを使って、演習をさせ、自学自習する学生には効果的で、
自学自習しない学生には、支持を得られていなかったと考えます。

椋木が普段から指摘している、時には必要な強いる教育方法、訓練、トレーニングに対して、
山田先生と運動量が違っていたということに気が付きました。
すでに、24年度の授業は開始されており、昨年度の反省を踏まえて、演習時間を設けられるよう、
講義はわかりやすくを心がけ、授業時間内での演習を実践しています。

学生さんのコメントを見ると、椋木が口癖のように言っている
「わかることとできることは違う!」ということを実感しているという のが多く、
ゆえにWEBCTへの演習をどんどんやっていきたいと、自学自習生が増えつつあるので、これを継続していきたいと思います。

教育もアウトプットで勝負です。どんなに素晴らしい教育方法だなぁと思っても、
ある時点でのアウトプット(たとえば定期試験の点数)が悪ければ、それはいい教育方法ではなかったのだととらえるべきです。
試験で全てを評価するわけではありませんが、学生さんは、近い将来試験で勝負しなければならない。
その時に、勝てない学生さんを作っても意味がないのです。勝てる人材を作らねば。


できないことが、できるようになるように導く。

精神論を振りかざすのは、時には必要ですが、しかし教育者側が、学生の自主性にのみ依存してしまう傾向にあります。
やはり、教育する側も教え方(技術)を日々研鑽して、最終的に「できる」学生を育てていかなければならないと思います。

この意味で、
2年生には問題解決型の人材育成
3年生には課題設定型の人材育成
教育者は、生涯自己研鑽と教育術の研鑽を継続すること

をめざし、24年度もまた受賞できるよう精進していきたいと思います。


平成24年5月

椋木俊文


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