東大都市工の羽藤准教授から,「ちわす」の件名で,「延岡に行く途中に熊本に寄るので,合同ゼミをやりましょう」という,
いつもの一方的なmailが届いたのが5月23日.さらに,羽藤氏自ら作成してきた下記のようなプログラムにしたがって,
東大羽藤研,熊本市都市計画課,円山研,それに溝上研との合同ゼミを開催しました.
1.日時:6月10日(金) 14:30〜17:00 2.場所:熊大工学部まちなか工房 3.プログラム 第1セッション 1430-1600 1.はじめに 熊本大学 溝上章志 2.基調講演 熊本の総合交通戦略 熊本市 青柳 太 3.研究討議1 モビリティの低炭素化を考える 3.1 行動規範の形成の非対称性と空間設計 東京大学 羽藤英二 3.2 ロードプライシング導入のため評価モデル 熊本大学 円山琢也 3.3 ディスカッション 熊本の交通戦略を考える 羽藤、円山、青柳(司会:溝上) 第2セッション 1610-1700 4.研究討議2 都市のモビリティデザインを考える 4.1 高齢化社会におけるパーソナルモビリティの活用法に関する実証調査 熊本大学 溝上章志 4.2 熊本市のモビリティデザイン 熊本市 若手職員 4.3 ディスカッション 都市の回遊性をデザインするために 青柳、溝上、学生(司会:羽藤) 5.おわりに 東京大学 羽藤英二
基調講演も一人15の持ち時間の研究報告も全て時間オーバーとなり,4.1の溝上先生の研究報告はスキップになりましたが,
青柳熊本市技監からの熱心な熊本都市圏の交通まちづくりに関する基調報告,ロードプライシングの受容性と絡めた熊大黒髪キャンパスの駐車場有料化問題に関する円山先生の悩み,
ピカピカしたシンボルロード計画案に対して,「城下町にはあまりふさわしくないのでは?」という学生諸君からの的を射た質問にたじたじになった市役所職員永野氏など,
非常に有意義で深みのある発表と議論になりました.
あまりに熱心なゼミだったために,ゼミ中の様子を記録する写真を撮るのを忘れてしまいました.
気が付いたのはゼミ後の壱乃倉庫での懇親会の最中でしたので,その時の写真を掲載します.