広島大学−熊本大学合同ゼミを開催し,Old New-town問題を語りました.
2011.09.29
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   9月28,29日の2日間,熊本大学において,広島大学と熊本大学の計画系研究室が合同ゼミを行いました. 土木計画学研究委員会「交通まちづくり研究小委員会」が開催した生活の質QoL向上のための交通政策に関する研究会で,藤原広島大学教授が紹介したOld New-town問題の解決に熊大とホンダとで実施している電動パーソナルモビリティの利活用実験が何らかの回答を与えるのではないかということになり,現地視察と相互の情報交換をする合同ゼミをすることになったものです.
   初日の午前中は熊本市の典型的Old New-townである武蔵ヶ丘団地を視察し,そこで共同利用されている電動カート「モンパル」や電動アシスト自転車「熊大電チャリ」にも試乗しました.午後から学生(広大5人,熊大12人)は4グループに分かれて,各々,武蔵ヶ丘団地のコミュニティ再生のための政策を議論し,2日目の午前中にその成果を発表しました.先生方は初日の午後にそれぞれのプロジェクトの内容を,2日目の午後は学生も一緒にOld New-town問題の解決のための調査,分析,評価方法について,議論を深めました.
   今回はあまり深掘りすることはできませんでしたが,問題のありかやそこへのアプローチの仕方について互いの経験を紹介したり,調査・分析などの技法の利点や欠点などについて認識を深めたりすることができました.さらに,共同研究を進めていくことで合意しました. 年度末には広島で今年度の研究成果を発表する機会を持つことになりました.
   卒論で取り組む学生諸君,頑張って下さい.


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