天気回復!延期していた秋の休日の歩行者ゲートカウント通行量・回遊行動調査を実施しました.
2011.11.14

   10月30日(日)に実施予定だったものの,雨で延期していた中心市街地の日曜日の歩行者ゲートカウント通行量・回遊行動調査を11月13日(日)に実施しました. この2週間は土・日は毎週雨で,今回も天気が心配されましたが,暑くもなく寒くもない薄曇りの天気に恵まれ,予定通りの調査ができました.
   ゲートカウント調査とは,移動しながら一人で約10箇所の断面の5分間通行量を観測していく方法です.約30人の調査員により, 中心市街地活性化基本計画対象地域内で10月28日(金)と同じ300箇所で歩行者通行量を観測しました.回遊行動調査は,約30名の調査員によって, バス停や電停,駐車場や駐輪場などの主要な交通施設で,まさに帰宅しようとしている人のその日の一日の回遊行動(回遊経路,訪問施設,滞在時間,消費金額など)をインタビューするものです. 計60人以上の学生の協力を得て実施し,貴重なデータを得ることができました.近年,パーソンプローブなどによる人の回遊行動の観測技術が実用化される中, 今回の調査は人海戦術ですので費用と負荷はかなりかかりますが,まちなかの回遊実態を詳細に知るには有効な方法だと思っています.
   10月28日(金)の平日調査では中心市街地内の28箇所の歩行者通行量の推計値の合計は33.5万人であり,昨年までの商工会議所による12時間連続観測値の合計より, 3万人以上も多くなっています.ただし,観測方法が異なるので本当に増えたのかについてはさらなる科学的な検討が必要です.


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