第2回広島大学-熊本大学合同セミナーが開催されました.
2012.06.11

   6月10日(日),11日(月9の2日間,広島で第2回広島大学-熊本大学合同セミナーが開催されました.このセミナーは, 人も施設も古くなった(Old)かつてのニュータウン(Newtown)が抱える種々の問題(Old Newtown問題)を明らかにし, その解決策を色々な分野から見つけようというもので,昨年は熊大で開催されました.
   今年は熊大側から教員・研究員6人(岡田,柿本,円山,増山,三池,溝上),学生8人(円山研3人,星野研2人, 田中研(予定も含む)2人,溝上研1人),それにモンパルQoLプロジェクトの川島(日赤),矢口(ホンダ),坂田(熊本県)の計17名が, 広大から13人,その他広島関係者10数名が参加する大規模なセミナーになりました.
   プログラムのように,全員で,PMをショッピングセンターで活用している楽々園モビリティタウン, 開発後40年あまりを経過して多くの課題が顕在化してきている高陽ニュータウンを視察後,高陽ニュータウンの開発の経緯や現状, 将来構想に関する研究会が開催されました.その後,学生諸君は3グループに分かれて翌日の成果発表会のためのフィールドワーク, 教職員と広島からの参加者は研究報告と意見交換会を行いました.
   幹線道路の両側に,突如として現れる小高い山を切り開いて開発された1万人規模のニュータウンは, かつては新しい生活への期待を胸に移り住んだ天空の楽園だったはずですが,いまは高齢化が進み,坂道や階段の上り下りが苦痛になり, 空き屋が増え,コミュニティセンターの店舗のシャッターが一日中開かない状態になっています.
   熊大の計画系の研究室では,各自の得意な視点からオールドニュータウン総合定期な診断とその処方箋の提案を行っていく予定です.なお,学生によるフィールドワーク成果発表会では緒方君のグループが最優秀賞を獲得しました.


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