今年も熊本電鉄利用実態調査を実施しました.
2009.05.21

 5月21日(木)の早朝5:45から夜23:00まで,今年も熊本電鉄の乗降実態調査を実施しました. この調査は2006年から春(平日)と秋(祝祭日)に実施しており,熊本電鉄線の全ての駅間の利用者数とその属性を全数把握するため, 延べ40人ほどによる大調査です.八代工専の橋本准教授の周到な調査員配置計画のもと,ピーク時は駅で,オフピーク時は列車に乗車して, 乗車客に調査票を手渡し,車中や待ち時間に調査票に記入してもらった後,降車駅で回収するというものです.
 この調査の結果は,熊本電鉄利用促進のためのMMの効果を,MMによってクルマから熊電に転換した人を直接捕捉することによって実証するのに用いられました. その結果,なんと3700人の利用者の内,150までもがMMを経験した後に熊電に転換した利用者でした. このように,MMの効果を直接,観測から把握した例は無い中で,非常に有用な調査になっています.