JCOMM2009で溝上教授が基調講演と口頭発表を行いました.
2009.08.04

 7月31日,8月1日の2日間,別府市のB-conプラザで開催されたJCOMM2009で,下記のタイトルの基調講演と口頭発表を行いました.

基調講演:交通まちづくりの実践 −熊本電鉄LRT化計画の成否の鍵は?−
口頭発表:熊本電鉄電利用促進を目的としたMMの効果の実証分析 −利用実態調査によるMMの効果計測と効率的MM実施
      のためのマーケットセグメントの分離

 基調講演では,熊電のLRT化計画の内容とその後の利用促進MMや交通社会実験の経緯,LRT化計画に対する支援の要請に対するその後の行政の回答, この間の問題点と今後な検討課題などについて報告しましました.実例を交えた報告は,インフラ整備を伴う公共交通サービス整備の難しさや成否の鍵について, 聴衆に考えるべきテーマを与えることが出来なのではないかと思っています.
 通常のTFPの効果を評価する際,転換率に関するアンケート回答を用いた分散分析を用いるのが標準的なのに対して, 利用実態調査によって転換者を補足した転換行動に関する観測結果からTFPの効果を評価した事例を口頭発表しました.
 両発表とも参加者に非常に好評だったようです.しかし,折角,別府に行ったのに,露天風呂どころか,ビジネスホテルのシャワーしか浴びれなかったのは,なんとも残念なことでした.