2011年6月
title/父の日
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今月の19日は父の日です。
言わずもがな父親に感謝を示す日だそうです。
母の日の後に出来たせいなのか、父親は仕事で一緒に過ごす時間が少ないせいなのかは分かりませんが母の日に比べて忘れられやすい感じです。
今月の写真は僕の父の作業着と安全靴とヘルメット。
父は送電線工事や土木工事なんかを仕事にしています。
僕が小さい時から、このグレーの作業着を着て仕事に行く姿を毎朝、見ていました。
その時は、当たり前の光景だったし、何も感じませんでした。
去年の夏に僕は測量設計事務所にインターンシップに行ったとき、測量部に配属され現場にでることになり、父の作業着と安全靴を借りていった。
8月の非常に暑い中、重い測量器具と草を掻き分けるためのカマを持って山の中に入って行った。
比較的、楽なコースを行ってくれたそうだが1日目でヘロヘロだった。
社員の方たちは毎日こんな風に働いているし、父も毎日、毎日、現場に出て働いているのだと考えたら、父親の凄さに今更ながら気付いた気がした。
僕が就活をしている時は「自分のやりたい仕事をして、後悔しないようにしなさい。」と優しく背中を押してくれた。だから、そんなに気負わずに就活することができた。
僕も父と同じように土木の現場で働く道を選びました。父はもう現場でバリバリ働くような年でもないかもしれないけど、いつまでも良き父親、良き先輩技術者として元気でいてほしいと思う。
そして、同じように僕が作業着を着て、出勤する姿をいつまでも見守ってほしい。
今まで、面と向かって感謝の気持ちなんか伝えたことなかったけど19日には感謝の気持ちとプレゼントを渡そうかな。
そんな風に考えたら“父の日”って日頃言えない気持ちを伝える良いきっかけだなって思います。
photo&text/Shinya NISHIKAWA