曽木はっけんウォーキングの様子
阿蘇を水源とし有明海に注ぐ白川が熊本市中心市街地を流れる区間の河川改修事業です。この緑量豊かな河川景観は,「森の都くまもと」を代表するものとして市民に愛されて来ましたが,一方で洪水の危険性が高く,ここで水があふれると熊本の中心部が水浸しになるような状況でした。20年以上をかけて多くの市民と合意形成を行い,15mほど川幅を拡げたり,薄く低い堤防を築くことによって,洪水の危険性を大きく減少させる整備を行いました。また同時に,多くの樹木を残したり移植したりすることによる緑の保全や丁寧な石積みによる歴史的景観の継承,親水性豊かな水辺の創出など,貴重な自然を街中で堪能できる河川公園に生まれ変わりました。