2008年7月
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熱く冷静に
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気づけば一年が経とうとしている。
去年一年間で最も暑かった日。その日、ある県では40.2℃を記録していた。
写真はそんな日に埼玉で撮ったものだ。
ふと思う。あの夏から僕は成長できているのだろうか。
景観デザインという言葉を知ったのは大学に入学した後だったと思う。
しかし、高校のころには、“何となく好きだ”とか、“何となく素敵だ”とか、僕にはそう思える場所がいくつかあった。
今思えば、それはどこにでもあるような公園だったり、駅前ロータリーだったりするのが少し恥ずかしいところだけど、多くの人にそう思われる場所を設計したかったから熊大の土木に入った。
だからインターンシップでは景観デザインに力を入れている企業にお世話になった。
そしてその期間は、関東のいろいろな橋や広場や道を見に行った。
その時々にいろいろなことがあったが、こうやって書いてみるとすごくシンプルで分かりやすい。
研究室に入って三ヶ月。僕は何か大切なことを忘れていたような気がした。
今年の夏は一段と熱い夏になるだろう。
夏が終わり、いつかこの文章を読み返したときに、「成長した」と言えるように、がむしゃらにやるのみである。
photo&text/
Satoshi INENAGA