2011年1月
title/残す
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「残さず食べなさいよ」と育てられ
大きく育った僕ですが、
みなさんもご飯を残す事に責任を感じていると思います。
お米を育てた農家の人々の姿
食事をつくる親の姿
ご飯を食べたくても食べる事ができない人々の姿
様々な人々の姿に「ありがたさ」を感じて
「残しちゃダメだ!」と感じているのではないでしょうか。
大学に入学してまもなく
「思い出に残る風景って何だろう」
という問いを与えられ
研究室で
「良い思い出を残すためのデザイン」
について学んできた。
お米の背景に農家の人々がいるように
社会基盤の背景にはつくり手がいる
農家の人々よりも認識されていない存在ではあるけれど
「ありがた迷惑」な行為にどれほど責任が伴うのか
「ありがたい」に変えるのがどんなに難しいか
このことを学ぶ事ができた事は
これから社会人として
建設コンサルタントとして
家庭をもつであろう人間として
多くを残していく自分にとって
大きな前進だと思います。
当たり前かもしれませんが、
いつも幹に据えるべきこととして、
これから先も色々な人々の表情を思い浮かべながら
「ありがたい」に向かって
一歩一歩前進していきたい。
photo&text/Udai