研究室の概要

6.一文字に懸ける愛について

すごいタイトルですが・・・。
論文は、限られた文字数の中で伝えたいことを伝えなければなりません。
そのため、全く同じ意味の文章であるならば、短いほうがわかりやすく、他の文章を書くスペースが増えます。
例えば、下記の例文を見てください。

○例文
地域の風土に根ざした、公共
空間づくり、まちづくり、地域
学習プログラム等を作成してい
ます。社会基盤施設のデザイン
とマネジメントに関して、現場
を重視し、人づくりから空間設
計まで幅広い活動を行っていま
す。

上の例文は8行の文章ですが、最後の8行目は「す。」となっており、たった二文字で一行を消費してしまっています。
この場合、文章を一文字少なくするだけで一行分のスペースが新たに確保できます。

西部支部等の投稿論文は特に、原稿の枚数指定がとてもシビアです。
限られた文字数の中で伝えたいことを明確に表現するためには、一文字に注目することも重要になってきます。

投稿前、一応の形にはなっているけれどまだ書きたいことがある。
でも書くスペースが無い。
そんなときには、もう一度論文を見直し、一文字ずつでも短く出来る箇所が無いかどうか、確認してみましょう。

<2008.01.14 井口>

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