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業績一覧
 
博士論文要旨 平成14年1月23日に京都大学より授与された博士論文の要旨
 
研究の展開について 今後の研究の展開について,現在の構想
 
研究室の指導論文について 現在までに指導した論文の紹介

研究活動について

私の専門は「景観工学」及び「土木史」とあります。
両者を繋ぐキーワードは「デザイン」です。日本語でたいそうに言えば景観の創造といったところです。「ものをつくる」分野である土木の世界で、デザインという言葉は想像以上に広い意味で使われます。その仕事には、用・強・美はもちろん、時には時間をもその中に織り込む必要性があります。

現在テーマとしている内容は、「都市とインフラストラクチャーの関わり」です。
人々の生活の舞台となる都市において、私たちはどのようなインフラストラクチャー(都市基盤施設)をどのような設計思想でどんな工夫をしながら創ってきたのか、を整理し、今後の都市デザインにそのような哲学や知恵を活かすための研究です。

今までの研究対象は主に都市内の水辺でした。水辺は、陸地と水域の両義的な空間として認識されます。都市内でも自然を感じることのできるオープンスペースとしての機能が昨今話題となっていますが、歴史的に見れば、日本の都市における水辺は様々な機能を持った立派なインフラストラクチャーとして成立していたと考えられます。


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