今年度の尾原研究室に4人の4年生が配属され、いよいよ2019年度もスタートいたしました。
4月15日には、佐藤研と合同で歓迎会が開かれました。
今年度、尾原研は博士課程1名、修士課程4名、学部4年生4名、留学生1名の計10名の学生と尾原先生、才ノ木先生でのスタートとなります。
新たに始まる研究テーマもあり、試行錯誤の研究生活になるとは思いますが、活気のある研究室にしていきましょう。
今年度もよろしくお願いいたします。

2月15日(金)に2018年度卒業論文発表会が行われ、地下空間工学研究室からは6名の4年生が発表を行いました。
森川 大輝
「SCB試験によるチェコ産砂岩の破壊靭性に関する研究」
田中 雅士
「ロックボルト打設による岩盤斜面の法先降伏域抑制効果の解析的研究」
横矢 萌
「地震観測データを考慮した小国地域の流動モデルの構築」
森 喜代太
「不連続面の表面粗さが岩石内の応力分布に及ぼす影響に関する研究」
加藤 正雄
「個別要素法による降雨時における岩盤斜面の確率論的変形予測手法の確立」
松下 賢士
「ドローンを用いた岩盤斜面監視システムの阿蘇採石場への適用」
緊張している様子でしたが、6人とも堂々とした発表でした。 1年間を締めくくる卒論発表会は今年も無事終了いたしました。
大学院自然科学教育部工学専攻の谷倉泉氏((一社)日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所)の博士論文発表会を平成31年2月7日(木)工学部研究棟Iの905号室において開催した。論文題目は「コンクリート構造物に生じた変状部のはつり処理に関する研究」であり,約40分の発表と活発な質疑応答が行われた。
【論文概要】コンクリート構造物に生じた変状部を除去する補修工事では,はつり処理の目的でブレーカ工法とウォータージェット(WJ)工法が主に用いられるが,これらの工法がコンクリートへ及ぼす影響を定量的に評価した研究は少なく,処理後のコンクリート内部のひび割れ状態を可視化して評価した研究はあまり見当たらない。本研究はこのような点を踏まえ,X線CT法を用いてWJ工法とブレーカ工法がコンクリート構造物に及ぼす損傷を定量評価し,それぞれの工法によるはつり処理がはつり後のコンクリートに及ぼす影響を実験的に明らかにするとともに,数値解析を用いてブレーカ工法によるはつり処理がはつり後のコンクリートに及ぼす影響を明らかにしている。さらに,これらの結果を用いて,実橋での断面修復工事における適用区分および構造物に応じたはつり方法を提案している。