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国土交通省(土木職)のキャリアパス卒業生経歴(独)水資源機構 経営企画部長 菊池 良介 氏学生へのメッセージ国土交通省(旧建設省)に入っていつの間にか30年が経ち、振り返ってみると私は現場から霞ヶ関の本省まで、河川・ダムの建設事業、防災・災害対策、渇水対策、環境、国際とほぼ全ての分野を経験させて貰っていました。 最初の頃は、目の前に与えられた業務をただひたすらに一生懸命こなしていただけでしたが、 事務所の調査課課長ぐらいになると、「この地域は何が困っているのか。自分がどうやったらこの地域を良くすることが出来るか。 それを成し遂げるためには何をすれば良いか。」と仕事の進め方を工夫するようになって、それからの業務には本当の意味での「遣り甲斐」が出てきたと思っています。 アイデアを計画にまとめて、事業として成し遂げるためには、色んな情報データを収集整理分析してシナリオを組み立て、同僚や上司、予算担当部局、地域の方々を納得させる必要があります。時には土木研究所の研究官や大学の先生方と大激論も必要です。その時につくづく必要だと思ったのは、現場での観察力と構造力学、水理、土質、コンクリート工学などの土木工学に裏打ちされた論理的な文章作成能力です。そして更に重要なのは、「世の中のために成し遂げるぞ」という気迫・精神力と地元とのコミュニケーション力でした。 土木工学については、学部時代にはサークル活動(合気道)に専念し過ぎた私に再試験、再試験で鍛えて頂いたこと、大学院時代にはゼミの準備で毎日、夜半までかかっても終らないほど鍛えて頂いたことを、今となっては先生方に心から感謝申し上げる次第です。後輩の皆さんも頑張って下さい。 気迫・精神力やコミュニケーション力、そしてそれを支える体力は、学生時代に培われるものです。サークル活動でもボランティア活動でも何事に対しても前向きに取り組んで、自分を磨いていって下さい。必ず上手くいきます。 これまでの主な経歴インタビュー■ プロフィール ■ 卒業年度 Q.在学中の思い出は?熊大土木の新歓コンパ、対面式など過激なインパクトのあるイベントや土曜日の夜に先輩が酒を持って突然訪れる夜襲など強烈な思い出が多いですね。今となっては若いときの修行のようなもので良い思い出です。まじめな物としてはやはり研究室に研究生が自分一人だったこともあり、マンツーマンで先生の厳しい指導を受けながら遅くまで卒業論文の作業をやったことですね。 Q.現在のお仕事は?国土交通省の出先機関と言われています九州地方整備局の事務所に勤めています。主に国が管理する河川行政を担当しています。九州中のあちこちの事務所を廻りましたが、現在は八代河川国道事務所人吉出張所で球磨川の治水工事・河川管理・防災・まちづくりの支援を担当しています。 八代河川国道事務所:http://www.qsr.mlit.go.jp/yatusiro/ Q.お仕事の魅力は?転勤が多いのは大変ですが、河川行政を通じて九州のあちこちで活躍されている人々と交流し、その地域の風土・歴史・文化・自然環境等に触れ、幅広い見聞や知見を吸収しながら良い川づくり・まちづくりができることではないでしょうか。 Q.これからの展望は?国の出先機関改革などで逆風にさらされてますが、地域から求められていることはどこの機関でも同じことです。これからも地域にあったいい目標をかかげ、地域との交流を通して信頼関係を築き、より良い社会資本の整備・管理をやっていきたいと思います。 Q.新入生・在学生へのメッセージをどうぞ!学生時代の4年間というのは、若くて体力があって頭が切れて無理ができてバカができるかけがえのない貴重な4年間です。勉強にクラブ活動に遊びにいろんなことにチャレンジして人生の宝となるような日々を過ごしてください。 その他の業種 |