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熊本大学 工学部 社会環境工学科 / 大学院 社会環境工学専攻

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受賞報告

平成15年度日本コンクリート工学協会九州支部長賞を受賞しました

環境土木工学専攻の大学院生2年田中正俊君と環境システム工学科4年生の米野現樹君に対し、社団法人日本コンクリート工学協会九州支部より、平成15年度の日本コンクリート工学協会九州支部長賞が授与されました。 この賞は、九州・沖縄地区の大学、大学院、高等専門学校において、コンクリートに関連する優れた研究成果を挙げたその年度の卒業予定者、修了予定者を表彰するものです。

自然科学研究科博士前期課程環境土木工学専攻2年の田中正俊君は、修士論文「コンクリート部材における鉄筋腐食の定量的監視へのAE法の適用」として、塩害によるコンクリート内部の鉄筋腐食が進行する過程において、そのコンクリート内部から微弱な波動が生じていること(アコースティック・エミッション現象)を捉えて、この現象の発生する様子が鉄筋の腐食程度と関連性があることを、塩化イオンのコンクリート内部への浸透シミュレーションとあわせて解明する足がかりをまとめました。

また,環境システム工学科環境共生工学コース4年の米野現樹君は、卒業研究において、コンクリート部材から掘り出したコア供試体に圧縮載荷試験を行い,これが押し潰されて壊れてしまうまでの間に生じるアコースティック・エミッション現象を観察し、その発生状況が、元々のコンクリートの強さや劣化の程度と密接に関わりあうことを実験と理論との両面から深く考察し、卒業論文「AEレートプロセス解析に基づくコンクリートの定量的損傷度評価」にまとめました。

いずれの研究も、コンクリートが劣化した程度を構造物の機能を損なわないように調べる非破壊検査手法として、使用されている橋やビル、ダムといった使用中のコンクリート構造物の維持管理を行う仕事で、その実用化が期待されています。

日本コンクリート工学協会はこちら

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