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講義・学科イベント環境土木工学特別演習第一セッション2の講演会が行われました6月10日、環境土木工学特別演習第一セッション2の第1回講演会が行われました。 第1回目は、嵩和雄さん{熊本県阿蘇郡小国町(財)学びやの里 木魂館 研究員}に、まちづくりに関する講演をしていただきました。 第2回目(6月24日)は、加来睦博さん{NPO新聞環境システム研究所}に、新聞リサイクル事業に関する講演をしていただきました。加来さんは、土木環境系の卒業生(S60)です。 新聞リサイクル活動の対価として地域住民に配布する地域通貨ペパ(PePa)のシステム。福岡県豊津町で始まり、福岡市でも展開されています。このシステムは、住民が持ち込んだ古新聞をバーコードで管理、住民には量に応じてポイント「ペパ」を還元する、というもの。「ペパ」は公共交通機関や物産直売所での割引券としての利用や町指定ゴミ袋と交換が出来ます。資源の有効利用はもちろん、地域経済や行政コスト等にも配慮した、画期的なシステムの考案と実施。その成果は、システムへの参加人数の増加に見られ、最近ではマスコミにも取り上げられるようになったとのことです。 第3回目(7月1日)は、田北雅裕さん{ライフステーション杖立ラボ}に講演をしていただきました。 誰にでも必ずあるはずの、「大切にしたい場所」。これを守りたいという強い思いから、田北さんは「思い出」をキーワードとして”trivia”を起ち上げられたとのこと。現在は、ライフステーション杖立ラボを拠点に杖立でのまちづくり・景観整備を行う一方で、triviaとしてWebデザインやグラフィックデザイン(Love FMのタイムテーブルやキャッチコピー、小国町で発行されるフリーペーパーWeg、etc)を手掛けるなど、多方面で活躍されておられます。 第4回目(7月8日)は、金光弘志さん{カネミツヒロシセッケイシツ(有)}に、講演をしていただきました。 「ランドスケープデザインの分野で」とのタイトルのもと、ご自身がこれまでに携わられたいくつかの作品やそのデザインプロセスを紹介して頂きました。ランドスケープデザインとは、土地の景、まなざしがおよぶ範囲での風景を、社会や環境をコントロールしながらデザインすることだそうです。いわゆる「造成」に対して、デザインを施そうというこの分野。扱う対象は「大地」。金光さんは、「自然の光や雨とデザインが関わるように」デザインを手掛けているとのことです。紹介された作品は、スケールが大きく、迫力のあるものでしたが、いずれも緑や太陽光など、自然との相乗効果で繊細な印象を与えられました。 第5回目(7月15日)は、中村勇吾さん{tha.ltd.}に、講演をしていただきました。 学生時代は土木を学び、大手コンサルタントに就職、その後転身して世界的なデザイナーに。中村さんは現在、Webを中心としたインタラクションデザイン、インターフェイスデザインの分野で、世界的に活躍されています。中村さんによると、デザインのタイプは @static , Akinetic ,Breactive の3タイプ。中でも、ご自身が手掛けるのは、Breactive , 反応するもの。言葉で聴くだけではよくわかりませんが、今回はその作品の中の一部を紹介して頂きました。クライアントワークでは、SONY CAMCAMTIMEの構想から完成までの作品や、NEC ecotonohaなど。個人的なものとしては、一風変わった検索エンジンなど。Webという相手が見えない世界にもかかわらず、人の動きを取り入れて完成するデザイン。遊び心満載の作品の数々に、会場全体が見入っていました。 メイン 大学院生が浜ノ瀬水路トンネルを見学しました » |