地域防災セミナーが11月7日に熊本大学楠会館レセプションルームで開催され、約50名の研究者・防災関係者と約40名の学生の参加がありました。
京都大学防災研究所から岡田憲夫教授、多々納裕一教授を迎え、防災研究について何が問題となっており、どのような研究が進められているかに関して講演していただきました。また、国土交通省からは大塚強史氏を迎え、実務の観点から自然災害と地域防災の現状と課題を講演していただきました。
熊本大学からは、大本照憲教授、山田文彦助教授、藤見俊夫助手が講演されました。パネルディスカッションでは、松田泰治教授の司会のもと、パネラーの岡田憲夫教授、大塚強史副所長、柿本竜治助教授によって活発な議論が繰り広げられました。また、会場の参加者からも多くの発言があり、議論は大変盛り上がりました。
■当日のプログラム■
14:00
開会の挨拶 / 大谷 順 学科長
14:05
基調講演 / 岡田憲夫 教授 (京都大学防災研究所)
地域防災研究の現況とその実践
14:35
講演1 / 大塚強史 副所長 (熊本河川国道工事事務所)
近年の自然災害・地域防災の現況と課題
15:05
講演2 / 大本照憲 教授 (熊本大学)
平成17年9月宮崎水害に対する住民の意識構造と洪水ハザードマップの認知度
15:20
講演3 / 山田文彦 助教授 (熊本大学)
水害に対する地域の防災意識および防災力向上を目指したリスクコミュニケーションの事例研究
15:35 休憩 (10分)
15:45
招待講演 / 多々納裕一 教授 (京都大学防災研究所)
災害リスクマネジメントにおけるリスク認知・態度研究の意義
16:05
講演4 / 藤見俊夫 助手 (熊本大学)
認知リスクとリスク態度の計量化
16:25 パネルディスカッション / 地域防災に求められる災害リスクマネジメント
司会 :松田泰治 教授 (熊本大学)
パネラー:岡田憲夫 教授 (京都大学防災研究所)
大塚強史 副所長 (熊本河川国道工事事務所)
柿本竜治 助教授 (熊本大学)
17:25
閉会の挨拶 / 溝上章志 教授 (熊本大学)