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熊本大学 工学部 社会環境工学科 / 大学院 社会環境工学専攻

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3年生が新田原坂トンネル(九州新幹線)を見学しました

講義「地下空間工学」を受講している3年生,および4年生と大学院生が新田原坂トンネル(鹿本郡植木町)を見学しました。

新田原坂トンネルは九州新幹線鹿児島ルートの全長2940mのトンネルで,西南の役で有名な「田原坂」の南東に位置しています。このトンネルの特徴は土被り(地表面とトンネル天井の間の厚さ)が小さいことで,29m〜4m程度です。地質は溶結凝灰岩ですが,軟弱な灰土があり,地表には集落が散在し,スイカやメロンの栽培のためのビニールハウスのある光景が広がっています。

掘削方法にはNATMが採用され,ロードヘッダーによる機械掘削です。現場事務所に到着した後,現場へ。坑口から切羽まで移動する途中,2次覆工のためのセントル,インバートコンクリートの打設,ロードヘッダーなどを見ながら説明を受けました。また,切羽では軟弱灰土の地盤改良された部分とそうでない部分をハンマーでたたいて,それらの地盤改良の効果を体験しました。大学の講義で習った施工方法を実際に経験することができたことは,学生にとって貴重な経験であったと思います。 また,とてもきれいな現場だったことが印象的でした。

お忙しい中,大勢の学生の見学を受け入れてくださいました鉄道・運輸機構九州新幹線建設局玉名鉄道建設所の難波所長,高橋様をはじめ現場の皆様に感謝いたします。

見学日: 12月19日(水) 9:00〜11:30
見学者: 3年生16名,4年生2名,大学院前期課程学生2名,教職員3名(尾原,佐藤,吉永)


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切羽の軟弱灰土をハンマーでたたく学生

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切羽近くの様子

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概要説明の様子

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説明を聞く学生

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現場見学参加者とトンネルスタッフ



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