熊本大学・ソウル市立大学 (韓国)・カルガリー大学 (カナダ) 共同セミナーが8月25日(水)から27日(金)まで熊本大学黒髪キャンパスで開催されました。
会議のサブタイトルは、「交通・防災・景観・健康・まちづくりに関する3大学合同国際会議」であり、熊本大学工学部社会環境工学科 持続可能な地域づくり研究グループ (代表: 溝上章志教授) が主催となり、熊本大学政策創造研究教育センターのスタッフとも共同で開催されたものです。ソウル市立大学からは、Youngchan Kim教授ら5名の教員に、カルガリー大学からは、John Douglas Hunt教授ら2名の教員に参加いただきました。
初日に古川憲治 理事・副学長 (国際交流担当) に開会の挨拶をいただいた後、3日間で28件の研究発表が行われました。発表者は、熊本大学・ソウル市立大学・カルガリー大学の教員のほか、日本各地の若手研究者に参加・発表を呼びかけた結果、国立がんセンター、東京大学、早稲田大学、名古屋大学、名城大学、京都大学の所属の若手研究者からも発表をいただきました。また、熊本大学大学院自然科学研究科・大学院社会文化科学研究科公共政策学専攻の所属の大学院生・研究員からも発表があり、両角光男 工学部長からも熊本の都市計画の課題と展望についてご発表をいただきました。「交通・防災・景観・健康・まちづくり」という分野横断型の研究会で、活発な議論と交流がなされました。
熊本大学工学部社会環境工学科は、2009年2月にソウル市立大学と交流協定を締結し、学術・学生の交流・共同研究を進めています。この関連で、ソウル市立大学・熊本大学の2大学の合同セミナーが2009年2月に熊本で開催され、同年9月にソウル市立大学がカルガリー大学と共同で開催していた研究発表会に熊本大学も参加し、3大学共同セミナーがソウルで開催されています。この3大学共同セミナーの継続として、2010年8月の今回は熊本大学が主催したものです。来年度はカルガリーでの開催が予定されています。本共同セミナーの開催によって、今後の国内外・研究分野間のネットワークの強化、共同研究の一層の推進が期待されます。
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2日目の研究会終了後の集合写真

討議風景

発表風景

3日目の研究会終了後の集合写真