4年生のファイナルイベントが卒業式であるならば，まさしく，セミファイナルイベントである平成15年度卒業研究発表会が開催されました。

時は平成16年2月20日，この一年間取り組んできた卒業研究の成果を卒業論文にまとめ上げ，一週間前に無事提出を果たした77名の4年生たちは，工学部学生交流プラザで最後の試練にチャレンジしました。

卒業研究発表会は，各自が卒業論文にまとめた研究内容をポスターとしてまとめて掲示し，個別に教官たちのレビューを受けなければなりません。教官たちはそれらの研究内容について，専門的な指摘や質問を発表者に対して行います。さらに次年度に卒業研究を控えた3年生たちもまた興味津々に先輩たちの発表や教官への対応の様子を見学しました。中には質問する3年生もいて，発表者である4年生は，教官への説明とはまた違った，3年生への分かりやすい解説も行うなど，悪戦苦闘の90分間であったようです。

専門的な知識を習得するだけでなく，この教室の重要な学習目標である『コミュニケーション』がとれる技術者となるための学習成果は，この卒業研究発表会で発揮されます。また，この卒業研究発表会は会場設営，レイアウト，片付けといった運営も4年生みずからによるものです。
晴天と春暖に学内の梅も紅白揃って開花したその日に，まさしく4年生たちの能力も一気に開花しました。

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