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熊本大学 工学部 社会環境工学科 / 大学院 社会環境工学専攻

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3年生が三角で授業の成果を発表

平成18年8月6日(日)に宇城市三角町にて開催されたまちづくりワークショップにおいて,社会環境工学科の3年生が空間デザイン案とまちづくり案を発表しました.説明会には,20名以上の地元の方々が集まり,熱心にご質問して頂き,学生たちと活発な意見交換が行われました.
発表会は社会基盤設計演習の一貫であり,小林・星野先生担当の「三角東港周辺の景観デザイン」受講者7名,田中尚人先生担当の「三角周辺のまちづくりプランニング」受講者7名の計14名の学生たちがチームを組んでデザイン提案を行いました.

photoまず,「隠れスポット」チームです.天草1号橋のたもとを「隠れスポット」と命名し、迷い込むかのような錯覚に陥る場所の楽しさ、自然の豊かさなど、場所の特性を活かすような案を提案しました。天草への通過点という課題に対して、三角西港、東港の中間地点に位置し、天草へと渡る一歩手前である、この場所で足を止めてもらうことを狙いとしています.ポイントとしては、@使われなくなった石油タンクをカフェ、展望所として利用.A船着場の提案などでした.

photo空間デザイン提案の二つ目は,「三角幸せ家族計画」チームです.対象となる場所は三角東港の西側に広がる埋立地、使われていない倉庫群です.提案では、家族をターゲットに、父、母、子供が一日中楽しめるような空間となるようなデザインを行いました。この案、最大のポイントは@チャイルドパーク.Aショッピングセンター.Bファミリーストリート.などの3つのストリートの提案でした。

photo最後に,上記の二つの空間デザイン提案を含んだ,三角周辺の広域なまちづくり提案として「パレット三角」計画が発表されました.これは,@まず,三角西港や東港,戸馳島や高野山,太田尾海水浴場など個性的ではあるが散漫になりがちな三角のスポットを,パレットに載った絵の具に見立てて,それぞれの場所の彩りを認識する.Aそれぞれの絵の具を混ぜるために動く絵筆のように,徒歩や自転車,バスや船,自家用車などの移動手段を検討し,周遊コースを提案する.Bこれらを,あまり三角に来たことのない人々にも効果的に示せるようなサイン計画としてデザイン提案するものでした.「絵を描く科キャンパスはどこに?」の質問に,発表者の本田百合絵さんからは,「キャンパスはみなさんの心の中にあります!」との回答が出るなど,地域の人々に訴えかけるまちづくり案でした.

4月から3ヶ月という短い期間でしたが,三角のまちや人々の交流も深まり,今後のまちづくりに繋がる実践的な成果を納めることができたと,学生たちは実感を新たにしていたようです.

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