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2008年07月 のバックナンバー文部科学省 安全・安心科学技術プロジェクトに「地域水害リスクマネジメントシステムの構築と実践」が採択当学科の防災グループの申請課題が,7/1付けで文部科学省の安全・安心科学技術プロジェクトに採択されました. 課題分類 : 災害時における地域の安全・安心確保のための情報システムの構築 1.安全・安心科学プロジェクト事業の概要 2.申請課題の概要 3. プロジェクトメンバー
文部科学省HP 安心・安全科学技術プロジェクト採択結果 コンクリート工学協会年次大会2008(福岡)年次論文奨励賞受賞報告平成20年7月9日から11日にかけて、福岡国際会議場にて行われました社団法人日本コンクリート工学協会年次大会2008(福岡)第30回コンクリート工学講演会におきまして社会環境工学専攻2年の高木基志君(重石研究室)が年次論文奨励賞を受賞しました。年次論文奨励賞は、若手研究者より論文および講演の内容が優れたものから選ばれるもので、今回は全投稿数600件あまりの論文・報告から60件ほどが選ばれました。 論文題目は、「廃コンクリートより粗骨材を分離回収するためのパルスパワー出力の最適化に関する研究」で、 これは重石研究室と電気情報電気電子工学専攻の浪平研究室とで共同で実施している研究プロジェクトのひとつであり、パルスパワー放電技術を応用して、産業廃棄物である廃コンクリート塊から、コンクリート中の粗骨材(砂利)を分離・回収し、再び利用したり、循環利用(リサイクル)をする研究です。 これまでも、この研究の関連プロジェクトに携わられた多数の先輩たちが、「日本コンクリート工学協会九州支部長賞」を受賞するなどしています。今回の受賞も、これまでの卒業生や諸先輩によるチームとしての研究活動とその成果の積み重ねによるものです。 また、この研究プロジェクトはCOE、およびグローバルCOEプログラムによる世界最先端の技術研究の一つとして行われているものです。
社団法人コンクリート工学協会 グローバルCOEプログラム(JSPS) 第3回地域防災セミナーが開催されました。7月8日(火)に百周年記念館で第3回地域防災セミナーが開催されました。このセミナーは社会環境工学専攻と政策創造研究教育センター、くまもと地域基盤政策研究所の共催です。今年のテーマは、「近年の地震被害とリスクマネジメントの導入状況」でした。 招待講演として、金沢大学大学院の宮島教授には、近年の国内外の地震被害調査について報告するとともに、これまで経験していない被害が将来引き起こされることを予測し、先手を打つ、先取りの研究を紹介していただきました。また、株式会社イー・アール・エスの広中氏からは、国際規格化などBCMをめぐる国内外の動向等に触れるとともに、企業のリスクに対する認識と取組みの事例を交えて、災害リスクマネジメント導入の現状と課題について紹介していただきました。 その後、熊本市危機管理防災室次長の萱野氏から、熊本市の防災対策、特に防災情報システムの概要を中心とした情報伝達の現状と課題について報告していただきました。最後に、本学の大本教授から、文部科学省の平成20年度安心・安全科学プロジェクトに採択された「地域水害リスクマネジメントシステムの構築と実践」について紹介いただきました。学生も含めて120名以上の参加者が熱心に講演を聴いていました。 【スケジュール】 議事次第
山東大学(中国・山東省)を訪問しました去る7月3日〜4日、社会環境工学科・佐藤が学部間交流協定締結のため訪問団一員として山東大学(中国・山東省済南市)を訪問しました。 今回の訪問は、これまで交流を行ってきた山東大学との交流協定を引き続き行うためのもので、熊本大学からは谷口工学部長を団長として森教員(機械システム工学科)、阮教員(機械システム工学科)とともに社会環境工学科から佐藤が参加しました。
続いて、訪問団は各専門分野ごとに学術交流のための意見交換会を行いました。今回は社会環境工学に関連する分野として山東大学土木建設工学院、水利工学院、環境科学工学院の先生方と、今後の研究・教育交流の可能性について意見交換を行いました。 ここでは、山東大学の社会環境工学関連分野に関する研究内容を紹介頂き、特に先の四川大地震の復興に向けての取り組みなどが紹介されました。また、佐藤からは本学科の概略を紹介し、どのような交流が可能か意見交換を行いました。 経済発展著しい中国では社会基盤整備を急ピッチで進められてることから、橋梁工学や関連するリスクマネジメント、地下空間の利用、排水の浄化による水質環境の改善などの課題で是非協力を得たいとの意見がありました。さらには、四川大地震後の復興に関して、被災した方々の意識調査を行い住民の視点に立ったまちの復興など、本学科でのこれまでの取り組みに共通する点が非常に多いことが分かりました。 山東大学のある中国・山東省済南市は地理的にも近く(熊本−東京間とほぼ同じ)、気候もよく似ています。今回の訪問を基に両校の交流のますますの発展が期待されます。
記・佐藤晃 2008年8月5日(火)に研究室公開が行われます今年の8月5日(火)9:30−15:10に熊本大学工学部百周年記念館で研究室公開が開催されます。社会環境工学科のテーマは下記の4つです。 まちづくりグループ:「みんなで風景をデザインしよう」 皆さんふるってご参加ください。
熊本大学医学部付属病院の免震建物の見学会を行いました日時:平成20年7月3日 15:30より 当日は神渡掛長から熊本大学医学部付属病院の概要について,松田教授より免震建物の概要について説明を受けた後,全員で地下1階の免震ピットに入り,鉛入り積層ゴムが1階の床下で柱を支えている状況を目視で確認しました.ピット内には観測システムやフレキシブル配管等もあり,学生たちは興味深そうに見学していました.神渡掛長のご配慮でドクターヘリで使用するヘリポートと現在建設中の東診療棟の免震装置の設置状況等も見せていただき充実した見学会となりました.
写真提供:高木雄基 |