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熊本大学 工学部 社会環境工学科 / 大学院 社会環境工学専攻

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トピックス

2005年11月 のバックナンバー

環境土木工学特別演習第二の講演会セッション2が始まりました

本講演会は、博士前期課程1年次を対象とした、特別演習です。前期の環境土木工学特別演習第一の助手シリーズに続く、助教授シリーズです。普段の講義では聴くことの出来ない各先生方の研究に関する講演会となっています。

photo第一回目(11月11日(金))は重石助教授の「学生へのメッセージ」。学生時代の自動車部の話に始まり、これまでの愛車やRally競技について熱く語る姿に、受講生はこれまでとは少し異なった側面を垣間見たのではないでしょうか。本題の研究では、イギリスでの経験により確立してきた先生なりの価値観を、民間での実務経験、その後熊大に戻られるまでの経緯に触れつつ紹介。その価値観の根底にある、「道具は役に立つ。道具はだから大切だ。だから、生き続けている限り、使い続けるもの。」というスコットランド人の言葉が印象的でした。技術者として、自分なりの価値観を持って「もの」を見ること。その大切さを、受講生一同が改めて感じたことでしょう。

photo第二回目(11月18日(金))は、椋木助教授による講演。今秋から熊大で教鞭を執ることになった先生とは、初対面の受講生も多かったようです。カナダに行くきっかけのとある一言に始まり、カナダでの経験を「世界に通用する技術者を目指して」という観点で紹介。海外での生活に必要な4つの要素「HOPE」と、恩師の言葉「蔵の財よりも身の財 身の財よりも心の財なり」が、多くの受講生の胸を打ったようです。また、先生の専門分野は地盤環境工学。この紹介中には会場から質問が挙がり、まさに今、注目を集めている問題であることを物語っていました。最後に挙がった、「先生はなぜいつもそんなに明るいのか。」という学生からの質問。それに答える姿を見て、「研究も仕事も生活も楽しめる技術者」を目指そうと考えた受講生も多いのではないでしょうか。




3年生が大津まちづくり案を発表

photo平成17年11月18日に大津町で開催された第4回大津町まちづくり説明会で、環境システム工学科の3年生がまちづくり案を発表しました。2時間におよぶ説明会には、約20名の地元の方々が集まり、活発な意見交換が行われました。

現在大津町では、大津の人・物づくりを考える会を中心として、まちづくりの取り組みが盛んに行われています。それに興味を持った3年生が、前期科目の社会基盤設計演習の対象として大津を取り上げ、これまで検討してきたまちづくり案を大津町の方々に披露しました。

photo3年生の提案は、阿蘇の外輪山を望める、人と水との歴史があるという大津町の魅力に着目し、豊かな自然に触れることや大津市街地の活性化という2つ視点から行われました。

まずは、自然に触れられる白川河川敷の整備案を紹介。阿蘇や熊本市、熊本空港などとの関係から交通のポイントとしての特徴や、阿蘇の外輪山や白川といった自然豊かな場所としての特徴をふまえつつ、地域住民や阿蘇熊本間を通過する人を寄り道空間となるような場所を目指して提示しました。

photo続いて大津市街地の活性化を目指した「こでかけ」を提案。気合いを入れて出かけるのではなく、1〜2時間の小旅行や空き時間を利用して楽しもうという「こでかけ」を、その場所やルートとともに紹介しました。大津市街地に点在する魅力的な場所に、看板を設置して誘導するサイン計画や、小さな通りに名前を付けたり、空きスペースを利用した公園の整備提案などが提示しました。

学生ならではの自由な発想による提案に対して地元の方々は、大津町の魅力再発見と、今後のまちづくりへの大きな可能性を見いだしたようです。




小林教授が託麻原小学校で出前授業を行いました

photo1月10日、小林教授が託麻原小学校の児童へ向けて出前授業を行いました。

 日 時 :11月10日 9:40〜10:25
 場 所 :熊本市立託麻原小学校
 対 象 :6年生
 テーマ :風景の中の橋

photo今回の授業は、クイズから始まり、通潤橋の話、そして世界の石橋の話へと展開。子供たちも身近な通潤橋から、それよりもずっと古い世界の石橋の話へと展開する授業に熱心に聞き入っていました。

「つなぐ」・「ささえる」・「さえぎる(自分をめだつようにしたり、風景を引き立てたりする)」という橋が持っているはたらき、そして長い間世代を超えて使われるものをつくることの大切さを子供たちは感じ取ってくれたことでしょう。




2・3年生合同のインターンシップ報告会を行いました

9/30午後.1時から4時にかけて,大教センターの大教室(C-301)にて3年生のインターンシップ報告会を行いました。

今年は民間:45名,官庁・公団:5名,県・市:29名と,これまで最高の79名,3年生のほぼ全員がインターンシップに参加しました。
職種を代表して20名の学生に受け入れ先,実習の目的と内容,実習の感想,後輩へのアドバイスなどを発表していただきました。

インターンシップの平均実施期間は2週間でしたが,このインターンシップを通して3年生がたくましくなったようでした。いずれもとても有意義であり,土木・環境分野への興味が一層深まった,との感想でした。2年生も先輩達の話を真剣に聞いており,大いに次年度の参考になったようです。




3年生の土木環境パネル展が盛大に行われました

熊粋祭初日の10月30日に百周年記念館にて「土木環境パネル展−わたしたちと“社会基盤”のつながり−」が行われました。これは工学部探検での土木環境系の催しであり,3年生前期科目の社会基盤設計演習の成果発表会でもあります。天候にも恵まれて420名も来場いただき,成功裡に終了しました。

百周年記念館の半分以上のスペースを使いましたが,それでも足りないほどの賑わいでした。年々プレゼン力や作品のレベルが向上しており,見学いただいた方から「おもしろかったです。大学楽しそう」や「自分たちの生活に密着したところから問題を作り提案しているところがいい」など,嬉しいコメントを多くいただきました。

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出展作品は次の12個ありました。
「探検:ひとにやさしいみち」,「自転車の利用課題を考える」,「水を活かしたまちづくり〜大津」,「ハザードマップ作成」,「橋の構造を探る」,「木造ベンチ作り」,「コンクリートボートを設計・製作する」,「体験型講義教材としてのポータブル風洞水槽の作成」,「熊本地方の地震危険度を探る」,「建設廃棄物焼却灰の有効利用法」,「恐竜の化石を解明する」,「GIS環境マップ”Envi - Kumamoto”の作成」

週一回という限られた授業数での成果にもかかわらず,力作ばかりでした。また,自分たちの成果を模型や液晶プロジェクターを使って来場者に積極的に説明しており,わかりやすかった,と好評でした。

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