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熊本大学 工学部 社会環境工学科 / 大学院 社会環境工学専攻

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2005年03月 のバックナンバー

平成16年度卒専攻式・卒科式(学位記授与式)が開催されました

photo例年どおり、上記卒専攻式および卒科式が以下のように開催された。
日時:平成17年3月25日 午後1時半より
場所:工学部2号館211教室
式次第:
一、開会の辞
一、熊本大学大学院自然科学研究科環境土木工学専攻 学位記授与
一、熊本大学工学部環境システム工学科 学位記授与
一、日本技術者教育認定機構認定土木環境工学プログラム 修了証授与
一、各賞表彰
一、専攻長、学科長祝辞
一、閉会の辞

photo内容の紹介:
・大学院自然科学研究科土木環境工学専攻終了 27名
・工学部環境システム工学科土木環境系卒業
 (環境共生工学コース44名、環境構築工学コース26名 全70名)
・各章の受賞は以下のとおり
(1)平成17年5月6日16年度工学部長表彰
 1)工学部環境システム工学科 環境構築工学コース 松岡 清佳
(2)平成16年度土木環境系優秀賞:
 1)大学院自然科学研究科 環境土木工学専攻 中道 誠
 2)工学部環境システム工学科 環境構築工学コース 伊藤 徳子
(3)平成16年度社団法人土木学会西部支部研究発表会優秀講演賞:
 1)工学部環境システム工学科 環境共生工学コース 中村 祐、
 2)工学部環境システム工学科 環境共生工学コース 永村景子
 3)工学部環境システム工学科 環境構築工学コース 椎葉 航
 4)大学院自然科学研究科環境土木工学専攻 藤原 大
 (卒業生としては、平成15年度に、中道 誠君がM1で受賞しています)
(4)平成16年度社団法人地盤工学会九州支部優良学生賞:
 1)大学院自然科学研究科環境土木工学専攻 井上雅史
 2)大学院自然科学研究科 環境土木工学専攻 柿原孝一郎
 (卒業生としては、平成15年度に大学院自然科学研究科環境土木工学専攻の高野大樹君がM1で受賞しています)
(5)平成16年度社団法人日本コンクリート工学協会九州支部長賞:
 1)工学部環境システム工学科 環境構築工学コース 黒木香里




4年生が小国町で研究発表

小国町で開かれた二つのシンポジウムに環境システム工学科4年の永村景子さんと坂本哲治さんが招待され、研究発表を行いました。

photo平成17年3月12日(土)、ゆうステーションで行われた公開講座「風景としての近代土木遺産」には、北海道教育大学の今助教授による「北海道の廃線跡活用事例とまちづくり」、当学科の星野助手による「視点場・・・風景の見つけ方」の講演と共に、永村景子さんが卒業研究である「旧国鉄宮原線跡地の保存と活用に関する一提案」の研究発表を行いました。

この公開講座は、小国町に残る旧国鉄宮原線橋梁群(国指定登録文化財)の保存・活用を、小国町のまちづくりにつなげるために風景という視点から考えようという主旨で開催されました。永村さんの研究では、ハードな整備を行う前に、橋梁群を住民と共に楽しむためのソフト整備(歴史や風景などの整理)を行うべきだという提案がなされました。そのユニークな視点は参加者に多くの刺激を与えたようです。
永村景子さんの発表パネル(PDFファイル、2.8MB)

photo翌13日(日)には杖立温泉において「オグニと景観法」というシンポジウム(主催:杖立ラボ)が開催され、九州工業大学の学生と共に坂本哲治さんが卒業研究である「小国町の景観まちづくりにおける景観法の適用と課題について」の発表を行いました。

景観法は、昨年施行された新しい法律で、地域の風景を公共財としてきちんと位置づけ法的にも守っていこうというものです。九州工業大学の仲間助教授や九州大学の高尾助手などを交えたフリーディスカッションでは、まちづくりの先進地である小国町での有用性などが確認されましたが、坂本さんの研究はその先鞭をつけるものとして評価できます。
坂本哲治さんの発表パネル(PDFファイル、4.1MB)

二人の所属する研究室はこちら




平成16年度日本コンクリート工学協会九州支部長賞を受賞

photo環境システム工学科環境構築工学コース4年の黒木香里さんに対し、社団法人日本コンクリート工学協会九州支部長大和竹史氏より、平成16年度日本コンクリート工学協会九州支部長賞が授与されました。

この賞は、九州・沖縄地区の大学、大学院、高等専門学校において、コンクリートに関連する優れた研究成果を挙げたその年度の卒業予定者を表彰するもので、黒木さんは、熊本大学21世紀COEプログラム「衝撃エネルギー科学の深化と応用」のプロジェクトの一つである「衝撃エネルギーによる制御破壊の科学と応用プロジェクト」に参加し、マルクス発生器と呼ばれる高電圧パルスエネルギーの発生装置によってコンクリートの塊を破砕し、これに使用されていた石ころ(粗骨材)の部分を再利用できるようにしようとする技術開発の成果が、今回の受賞となりました。

photoこの技術開発が進めば、今後排出量の増加が心配されている廃コンクリートの本格的な再利用が促進され、最終処分量の激減と材料となる石ころや砂の枯渇化の解消といった環境問題が同時に解決できることになり、国内だけでなく、世界的にも期待されています。

賞状と共に贈られた記念メダルには,明治17年に点灯された日本最古のコンクリート造灯台である鞍埼灯台(宮崎県大島)が図案化されています。

熊本大学21世紀COEプログラム「衝撃エネルギーの深化と応用」ホームページ
http://pps.coe.kumamoto-u.ac.jp/





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