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熊本大学 工学部 社会環境工学科 / 大学院 社会環境工学専攻

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トピックス

2007年10月 のバックナンバー

第32回情報利用技術シンポジウム優秀講演賞受賞報告

2007年10月25日(木)・26日(金)に開催された第32回情報利用技術シンポジウムにおいて、本学科から参加した小林研の柿本亮大君(M2)、松尾健二君(M1)が優秀講演賞を受賞しました。このシンポジウムは、土木工学分野における情報利用技術に関わる研究・開発と、これらの技術の普及支援を目的として開催されています。講演内容は以下の通りです。

柿本亮大(左)
講演題目:河川工事の出来形検査における3次元データ利用へ向けた実証実験
内容:ライフサイクル全般におけるシームレスな情報運用による業務効率改善を目標に、 河川工事に着目し、3次元データ管理による2段階業務プロセス改善の提案。それぞれの新たな出来形検査手法として、最初の段階では、3次元データ利用の普及を目的とした距離算出型検査、次の段階では、管理基準の見直しまでを考慮した座標比較型検査を示し、熊本県湯の浦川における実証実験の結果を報告した。現行手法と比較することで距離算出型検査の有効性と信頼性を検証し、Web3D利用によって座標比較型検査の可能性を示した。

松尾健二(右)
講演題目:Web3D技術を用いた施工支援システムの一提案
内容: 建設分野における情報化技術による「情報共有・連携」および、「業務プロセスの改善」を目的として構築した施工支援システムの提案。システムを構築する上で、Web3D技術を用いて施工段階における監督業務の支援、3次元CADデータとTSを用いた出来形管理システムでの取得データを利用した情報の利活用を図った。また、道路工事を対象に行った実証実験でシステムの有効性を検証し、考察を加えた。


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大谷・山尾両教授が熊本県地質調査業協会主催技術講演会にて講演

10月19日(金)熊本県立劇場において,社団法人熊本県地質調査業協会主催
「技術講演会」が開かれ,くまもと地域基盤政策研究所の協力により,本学科
の大谷順教授,山尾敏孝教授が講演しました.

大谷先生の演題は「熊本城と地盤工学」.専門の地盤工学の視点から,熊本城
や歴史的構造物の工学的検討,維持・管理に渡る幅広い内容でした.また,講演の
最後には,「清正に学ぶ大学教育カリキュラムの提案」と題し,昨年度学科長であった
経験から,くまもと地域基盤政策研究所における学究と実業とのコラボレーションに
ついてご提案がありました.

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●大谷先生の講演風景

後半部は,山尾先生が「上井手・下井手と鼻ぐり井手の技術と知恵は何処から?」
と題して,現在取り組まれている大津町に存在する土木遺産の保存・活用に関する
研究を発表されました.加藤清正の先見的な計画思想の一部や,現在も地域住民
の生活を支えるインフラストラクチャーの工学的寿命,文化財としての適切な維持・
管理などに関する有益な示唆が含まれていました.

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●会場の風景

くまもと地域基盤政策研究所では,このように大学が持つ知識や知的財産を,地域
の基盤づくりや政策に活かせる場を求めています.
HPは,こちらhttp://www.kumaken.or.jp/kibanken/index.html




緊急地震速報に関して松田教授のコメントが朝日新聞に掲載されました。

10月1日から始まった気象庁の緊急地震速報に関して松田教授のコメントが朝日新聞に掲載されました.

緊急地震速報を有効活用するためには緊急地震速報の限界を十分熟知した上で,運用する側と,情報を受ける側がこれから知恵を出し合うことが必要です.現在は1次情報の提供が開始された段階です.熊本大学も緊急地震速報の有効活用による減災のための提案が求められています.

2007年10月9日(火) 朝日新聞 熊本版
新聞記事はこちら (画像の確認




「くまもと地域基盤政策研究所」第4回イブニングセミナーが開催されました。

第4回イブニングセミナーが、10月12日(金)、15:00から熊本大学くすのき会館レセプションルームで開催されました。今回のセミナーでは、ベトナムのハノイ建設大学からタン先生をお迎えしてご講演いただきました。

講演では、ハノイ市における都市開発目標、マスタープラン、インフラの整備についての現状説明のあと、ベトナムが日本の土木技術者に望んでいる役割について話していただきました。特に、インフラの品質管理、急速な都市化による公害・環境悪化への対処、交通マネージメントに関する日本の高度な技術が求められており、日本の土木・建設業はベトナムにどんどん進出してきて欲しいと述べられました。古川先生には、ベトナムの環境事情、とりわけハノイ市の排水処理施設が十分に整備されていない点について説明していただきました。山本氏には、ベトナム視察の経験を踏まえて、熊本の土木・建設業のベトナムにおける事業展開の可能性について講演していただきました。質疑応答では、ベトナムでの人件費や人材確保の仕方といった具体的な質問も飛び出し、活発な議論が行われました。

[ 当日のプログラム ]
15:00     谷口工学部長 挨拶
15:10     山尾 基盤研 所長 挨拶
15:15     大谷先生 講演者紹介
15:20-16:20 Dr Do Huu Thanh(ハノイ建設大学)の講演 
16:20-16:30 休憩
16:30-17:00 古川先生(熊本大学)  ベトナム環境事情
17:00-17:30 山本祐司氏(熊本県建設業協会) ベトナム関連プロジェクト紹介
17:30-17:50 質疑応答
17:50-18:00 尾原先生 閉会の挨拶
18:15-20:30 懇親会(くすのき会館レストラン

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