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熊本大学 工学部 社会環境工学科 / 大学院 社会環境工学専攻

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2007年03月 のバックナンバー

修了式,卒科式を行いました

桜が五分咲きといった3月27日に県立劇場で熊本大学卒業式・修了式が行われました。暖冬のため卒業式の頃には桜が散ってしまうのでは,と危惧しておりましたが,3月に入って肌寒い日が続きましたので,晴れの門出を桜が飾ってくれました。生憎の小雨模様でしたが,それを晴らすように修了生・卒業生は喜びに満ち溢れた表情でした。

社会環境工学教室としての祝賀昼食会を212教室で行い,同級生や先生方と喜びを分かち合った後に,隣の211教室で環境土木工学専攻の修了式と環境システム工学科土木環境系の卒科式を,厳粛ながらも和気あいあいとした雰囲気の中で行いました。今年度は38名に修士(工学),75名に学士(工学)の学位記が授与されました。また,卒業生には日本技術者教育認定機構認定の土木環境工学プログラム修了証も授与されました。

その後,大学内外で顕著な功績を修められた修了生・卒業生の表彰式を行いました。今年度は栄えある熊本大学長表彰に,工学部最優秀成績者として加藤沙織さん,および長距離走で大活躍をされた永安省吾君の二人も選ばれました。また,蘇遙会の発展に尽力された月岡美佳さん・谷口徳晃君,および学業成績が特に優秀であった森香奈子さんに土木環境系優秀賞が授与されました。さらに,次のように多くの学会から表彰されました。このように高い評価をいただきましたことは,日頃のたゆまない努力の賜です。受賞に対しましてお祝い申し上げますとともに,今後ますますの御活躍をお祈りします。


●2006年度社団法人日本コンクリート工学協会九州支部長賞:前田誠司君,高木基志君
●2006年度日本都市計画学会九州支部 支部長賞:江川太一君
●平成18年度土木学会西部支部研究発表会優秀講演賞:永村景子さん,中山直智君,迫大介君,山田雅彦君,中村大祐君,古賀絢三君,倉原義之介君
●平成18年度地盤工学会九州支部 優良学生賞:中村祐君,吉崎宏樹君

最後に専攻長・学科長を今年度務められた大谷順教授より祝辞が述べられました。式の終了後,全員で記念撮影を行いました。また,夜には修了生・卒業生から謝恩会を開いていただき,学生時代最後の教職員・同級生・研究室仲間との飲み会とあって,例年のごとく深夜まで盛り上がりました。

社会人として,あるいは大学院進学として巣立ちました修了生・卒業生の方には,御活躍を心よりお祈りしております。健康に留意されながら,ぜひ大きく羽ばたいて下さい。また,いつまでも熊本大学,それに当教室と繋がりを持たれ,後輩を温かく見守り,母校の発展のためにお力添えを宜しくお願い申し上げます。




櫻田一之先生の最終講義が開催されました

3月23日(金),本年度末をもって熊本大学を定年退職されることになりました本学科教授櫻田一之先生の最終講義が「行動分析による交通安全対策」と題して開催されました.
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櫻田先生は,昭和59年3月に熊本大学教養部情報科学科助教授として赴任され,平成元年9月に教授に昇任されました.その後,教養部の改組に伴い,平成8年4月に本学科(当時は環境システム工学科)教授に移籍されました.先生は,熊本大学へ赴任以来,本年3月退職されるまで教養部において12年,本学科において11年,計23年の長きにわたり,研究はもとより,教育,特に教養教育や地域貢献に幅広い活動をされてきておられました.
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最終講義は,先生のご専門である情報科学,社会工学の分野をベースに,人,情報,地域社会の相互関係に関係する交通安全対策を題材としてものでした.前半は,人−車−環境間の相互作用が同時に起こる運転行動をいかに計測し,効果的な安全対策を交通環境に対して施していくのか,道路交通のシステム分析を中心とした話題でした.後半には,いま「新社会資本」として話題のユビキダス時代について,交通と情報通信の相互作用を中心に,次世代のための教育や研究テーマについてお話されました.

温厚な櫻田先生の人柄を反映してか和やかなムードのなか,東工大において社会工学部創立時のご苦労や,教養部時代の工学と社会の結びつきを一般教養として教育することのご苦労などが感じ取れる,素晴らしい最終講義でした.櫻田先生,本当にありがとうございました.
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最終講義終了後,北部キャンパスのレストラン・ナポリにおいて,退職記念パーティーが行われ,教養部時代の同僚の先生や櫻田研究室のOBたちも大勢かけつけました.櫻田先生も熊本大学で過ごされた教員生活を振り返りつつ,大勢の教え子達と楽しい一時を過ごされていました.

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平成18年度 工学部FD優秀教育者の発表

070314_01.jpg2006年12月に学生によるティーチングアワードの投票が行われました。

昨年度までは、3年次の英語Dの講義時間内に、協力学生(大学院生)の管理の下で投票が実施され、各学科より1名の優秀教育者を選出してもらいました。今年度は、FD(Faculty Development) 委員会において、全学年に対して学生の皆さんに投票を行っていただくことが決定されました。

この結果、「環境と材料」を講義されている大津政康教授が最高得票数を獲得され、平成18年度における社会環境工学科のティーチングアワードを受賞されました。そして、去る3月9日に工学部長より表彰されました。

平成13年度よりスタートした工学部ティーチングアワードの企画ですが、大津先生はこれで3回目の受賞となります。




【Interview】 オートデスク(株)の緒方正剛氏

070303_1.jpg■ プロフィール
 緒方正剛 (34)
 オートデスク株式会社
 インフラストラクチャ・ソリューション本部

■ 卒業年度
 学士:平成8年3月(平成7年度卒業)
 修士:平成10年3月(平成9年度修了)
 博士:平成13年3月(平成12年度修了)

■ 出身研究室
 小林研究室

Q.在学中の思い出は?
研究室に入って、九州各地にキャンプに行きました。 そこで、普段は見ることのできない先生の姿を見て、何となく距離感が縮まった気がします。 また、研究室での話になりますが、研究を進めるに当たり、時には徹夜したり、学校に泊まったりしました。 そう言った中で一つの成果(論文)を仕上げたのも、今では良い思い出です(当時はつらかったけど。)。


Q.現在のお仕事は?
オートデスク(株)と言う外資系の会社に勤めています。
AutoCADを中心に製造、建築、土木、エンターテイメント分野へのソリューションを展開しています。
映画『日本沈没』等でも、ソリューションの一つが使われています。

その中で、土木建設業界向けのCADアプリケーション(AutoCAD Civil 3D)のエンジニアをやっています。
ゼネコンやコンサル、官公庁などに製品を紹介したり、セミナーやユーザー向けトレーニングなどの講師をやったりしています。

会社: http://www.autodesk.co.jp
製品: http://www.autodesk.co.jp/civil3d/

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Q.お仕事の魅力は?
070303_3.jpg仕事柄、全国各地の客先に行くことがあります。時にはアメリカやアジア諸国(韓国、シンガポール、中国)にも行きます。
そこで多くの人と製品を通して出会い、意見交換ができたり、コラボレーションワークをします。土地が違えば、人柄や考え方も違うので、いつも新鮮な気持ちで接することができるので、自分も新鮮な気持ちで前向きに考えることができ、そして何より視野を広がることができます。また自分の意見も伝える必要がありますので、常に学ぶことができます。


Q.これからの展望は?
今の会社で更にキャリアを積んで、ワールドワイドで仕事をしていきたいですね。
卒業後、測量士の資格を取得しましたので、今後は技術士を目指していきたいと思っています。
また、外資系と言うこともあり、TOEICもハイスコアを狙ってEnglishSkillも高めていきたいと思っています。


Q.新入生・在学生へのメッセージをどうぞ!
大学生活で出会った人が、社会に出ても、やはり関係することが多いですし、自分の武器にもなります。
是非、大学生活を過ごす中で、多くの人と出会って下さい!!




4年生の卒業研究発表会を行いました

2月21日(水)に4年生75名の卒業研究発表会を行いました。今年度は初めての試みとして,午前中は口頭発表(1人当たり6分),午後は百周年記念館において100分間のポスター発表という2つの形式で発表しました。口頭発表では,研究の目的・手法・成果を決められた時間で発表し,先生からの質疑に対して正確に応答できること,およびポスター発表では多くの参加者に研究内容を分かりやすく紹介し,色々な質問に答えられることを目標としました。
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昨年4月初旬に研究室に配属されてから,日々努力してきた成果を堂々と発表し,1年足らずで大きく成長したことが良く分かりました。スムーズに研究が進まず,悪戦苦闘した末に良い結果が得られたときの喜びは大きく,大学生活で最も充実した1年であったはずです。3年生もこの発表会に参加し,研究室を選ぶのに大変参考になったようです。
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